Windows XP 環境で pcAnywhere 10.5 をインストール後に再起動すると、通常モードで起動できない
状況Windows XP 環境に pcAnywhere 10.5 をインストールしたところ、通常モードで起動できない。
解決策/詳細
この問題が発生する場合、pcAnywhere のインストール中に競合が発生している可能性があります。
この問題を解決するには、以下の5つの手順が必要です。
- Windows XP をセーフモードで起動する。
- pcAnywhere を無効するためのレジストリを設定する。
- pcAnywhere をアンインストールする。
- Windows XP を必要最小限の状態で起動する。
- pcAnywhere を再インストールする。
Windows XP をセーフモードで起動する
Windows が起動している場合は再起動してください。
- コンピュータの電源をいれる。
- 黒い画面(Windows XPのロゴが表示される前)でキーボードの[F8]キーを押す。
「Windows 拡張オプション メニュー」が表示されます。
- [セーフ モード]を選択し、[Enter]キーを押す。
この後、しばらくするとコンピュータがセーフモードで起動します。
pcAnywhere を無効にするためのレジストリを設定する
以下の操作はレジストリを編集します。レジストリの編集操作では、万が一操作を誤った場合に、最悪 Windows が起動しなくなる恐れがあります。必ず操作前にレジストリのバックアップをお取りください。
レジストリのバックアップ方法
- [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]をクリックする。
- 名前に「regedit」と入力して[OK]ボタンをクリックする。
レジストリエディタが起動します。
- [ファイル]メニューから[エクスポート]を選択する。
この時、[エクスポート範囲]は[すべて]を選択し、デスクトップ上に保存してください。
もしレジストリの変更に失敗した場合は、この保存したファイルをダブルクリックすれば復元できます。
なお、以下の操作前に以下のファイルがコンピュータ内の指定のフォルダに存在するかどうかを確認してください。存在しない場合は指定のフォルダにコピーしてください。
「C:\WINDOWS\system32」フォルダ
msgina.dll
vga.dll
「C:\WINDOWS\system32\drivers」フォルダ
vga.sys
以下の操作でレジストリを設定します。
- [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]をクリックする。
- 名前に「regedit」と入力して[OK]ボタンをクリックする。
レジストリエディタが起動します。
- 左側ペインの[マイコンピュータ]の下の階層の[HKEY_LOCAL_MACHINE]を展開する。
フォルダの左側に表示されている[+]をクリックすると展開されます。
- 同じ要領でさらにフォルダを開き、最終的に以下のフォルダをクリックして選択する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\WinLogon
- 右側ペインの「GinaDLL」の値が以下のようになっているか確認する。
<SystemRootDrive>:\WINDOWS\System32\awgina.dll
- GinaDLLの値をクリックし[編集]メニューの[修正]を選択する。
[文字列の編集]ダイアログが表示されます。
- 値のデータ中の「awgina.dll」を「msgina.dll」に書き換えて[OK]ボタンをクリックする。
以下のようになります。
<SystemRootDrive>:\WINDOWS\System32\msgina.dll
- 「3.」と同じ要領で以下のフォルダを開く。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Symantec
- 「pcAnywhere」フォルダを選択し[編集]メニューから[削除]を選択する。
- 同様に以下のフォルダを開く。
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services
- 「AW_HOST」フォルダを選択し[編集]メニューから[削除]を選択する。
- 「awhost32」フォルダを選択し[編集]メニューから[削除]を選択する。
- レジストリエディタを終了する。
- コンピュータを再起動する。
これで、通常モードで起動します。
注意: ビデオドライバは標準のVGAドライバを使用しているため、640 x 480 の 4ビットカラーで起動します。
pcAnywhere をアンインストールする
- [スタート]メニューから[コントロールパネル]をクリックする。
- [プログラムの追加と削除]を開く。
- [Symantec pcAnywhere]を選択し[削除]ボタンをクリックする。
- 削除の確認のメッセージが表示されたら[はい]をクリックする。
しばらくすると pcAnywhere がアンインストールされます。
アンインストールが完了すると再起動を促すメッセージが表示されます。
- [はい]をクリックしてコンピュータを再起動する。
ここまでで、pcAnywhere のアンインストールは完了です。
再起動後は以前のディスプレイドライバが読み込まれるため、正常に起動します。
以下は、再インストールの手順になります。
Windows XP を必要最小限の状態で起動する
インストール中に障害となる原因を減らすため、常駐プログラムやその他のサービスを停止します。
- [スタート]ボタンから[ファイル名を指定して実行]を選択する。
- 名前に「msconfig」と入力して[OK]ボタンをクリックする。
システム構成ユーティリティが起動します。
- [スタートアップ]タブを選択し[すべて無効にする]ボタンをクリックする。
- [サービス]タブを選択し[Microsoftのサービスを全て隠す]にチェックを入れる。
- 表示されたサービスが少なくなった後、[すべて無効にする]ボタンをクリックする。
- [OK]ボタンをクリックし、表示されたウィンドウで[再起動]ボタンをクリックする。
これでコンピュータが再起動されます。
注意: 再起動後、「システム構成ユーティリティ」ウィンドウが表示されますが、[Windowsの開始時にこのメッセージを表示しない、またはシステム構成ユーティリティを起動しない]にチェックを入れ[OK]ボタンをクリックしてください。
また、以下のインストール作業がすべて終了した後、上記操作で変更した設定を元に戻してください。
pcAnywhere を再インストールする
上記の設定を行っているため、インストール時に競合するようなことはありません。
通常通りインストールを進めてください。
なお、インストールの最後に LiveUpdate を行い、pcAnywhere のバージョンを「10.5.1」以上にアップデートしてください。
文書番号(ID): 20021002221917942
最終更新日: 03/17/2003
作成日: 10/02/2002
OS: Windows XP
製品: pcAnywhere 10.5