状況この文書では、Ghost Walker の働きと機能に関して説明しています。
解決策/詳細
セキュリティ ID (SID) とコンピュータの複製:
Windows ドメインに所属している Windows NT/2000/XP コンピュータでは、それぞれのコンピュータをコンピュータ名ではなくセキュリティ ID (SID) で識別しています。このため、システムのクローンを実行すると、複製されたコンピュータとマスターコンピュータの SID が重複するため、ドメインにログオンできないなどの通信の問題が発生します。
Ghost Walker による SID の変更:
Ghost Walker を使用すると、Windows NT/2000/XP コンピュータに重複しないランダムな SID を割り当てなおすことができます。Ghost Walker は、システム上に保存されている SID に関する多くの情報を変更しますが、SID に関するすべての情報を完全に変更することはできません。たとえば、クローンされたコンピュータに圧縮したレジストリファイルが含まれている場合や、インストールされているアプリケーション固有の設定として SID に関する情報が含まれている場合は、Ghost Walker では SID を変更することはできません。また、ディレクトリやファイル名に組み込まれた SID についても変更することはできません。
Windows 9x/Me のコンピュータでは SID は存在しません。このため、Ghost Walker で SID の変更は行なわれません。
Ghost Walker による SID の変更処理:
Ghost Walker は以下のどちらかの方法によって実行されます。
- DOS 環境で ghstwalk.exe ファイルを実行する:
通常、ghstwalk.exe ファイルは、ディスクまたはパーティションのイメージファイルを復元したコンピュータでフロッピーディスクから実行されます。
- Ghost コンソールのタスクで実行する:
Ghost コンソールでタスクに以下の設定を行なった場合に、タスクの実行時に Ghost Walker が実行されます。
- タスクステップに[クローン]を含めている場合に、[タスク]タブで[Ghost Walker を使ってコピー先コンピュータ上で SID 変更を実行します]オプションにチェックを入れる。
- タスクステップに[設定]を追加し、コンピュータ名を変更するように設定セットを作成している。
Ghost は、次の順序でタスクステップを実行します。
- コンピュータを起動する。
- Ghost 仮想パーティションでコンピュータを再起動する。
- DOS 上でクライアントコンピュータにイメージファイルを復元する。
- 新しいパーティションからコンピュータを起動できるように設定情報を変更する。このとき、Ghost Walker が起動して SID の変更を行います。
- コンピュータにファイルを転送する ([ファイルを転送] オプションを使用した場合のみ)。
- クライアントコンピュータのファイルを実行する ([コマンド実行]オプションを使用した場合のみ)。
文書番号(ID): 20030411005848941
最終更新日: 02/09/2004
作成日: 04/10/2003
OS: DOS, Windows 95, Windows 98, Windows NT, Windows 2000, Windows ME, Windows XP
製品: Norton Ghost 5.0, Norton Ghost 6.0, Symantec Ghost 6.5, Symantec Ghost 7.5