状況Ghost を使って Linux が使われているコンピュータのクローンを作成する準備をしているが、この Linux のバージョンが Ghost でテストされているかどうかを知りたい。
解決策/詳細
Ghost がLinuxコンピュータのドライブまたはパーティションのクローンを作成できるかどうかは、Ghost のバージョンと Linux のバージョンによって変わります。一般的に、6.0 よりも古いバージョンの Ghost では、ドライブ全体をセクタ単位でコピーすることしかできません。バージョン6.0以降の Ghost では、さまざまなバージョンの Linux と互換性があり、ドライブでも個別のパーティションでもクローンを作成できます。
Norton Ghost 6.x、Symantec Ghost 6.5、Symantec Ghost 7.0、およびSymantec Ghost 7.5
Norton Ghost 6.0 およびSymantec Ghost 6.5、7.0、7.5 では、Linux EXT2ファイルシステムが完全にサポートされています。Ghost を使うと、FAT およびNTFSパーティションで使用可能なすべての機能をEXT2パーティションでも使うことができます。Symantec Ghost 7.5では、Linux EXT3ファイルシステムが完全にサポートされています。Linux のバージョン情報については、次の表を参照してください。
注意:
- Windows では無効とされるファイル名が付いたLinuxファイルは、Norton Ghostエクスプローラを使うと正しく復元されない可能性があります。たとえば、MYFILE.TXT というファイルは有効なLinuxファイルですが、Norton Ghostエクスプローラを使って復元することはできません。
- Linux Kernel 2.2 を使用するバージョンの Linux を使っていて、EXT2ファイルシステムに拡張機能を追加する場合、Ghost を使うと問題が発生する可能性があります。シマンテック社ではこの問題を認識し、その原因を調査しています。現時点では既知の解決策または回避策はありません。
次のバージョンでは、イメージが正しく作成および復元されます。
| Linux オペレーティングシステムのバージョン | Ghost
6.0 ~ 6.02 | Ghost
6.03 ~ 6.04 | Ghost 2001
Ghost 6.5 | Ghost 2002
Ghost 7.0 | Ghost 2003
Ghost 7.5 |  |
| Red Hat | 5.2
6.0 | 5.2
6.0
6.1 | 5.2
6.0
6.1
6.2 | 5.2
6.0
6.1
6.2 | 5.2
6.0
6.1
6.2
7.2 | (1) Red Hat 6.1 は4KBブロックを使っており、Ghost 6.0-6.02 はこれを正常に処理できません。この表の下の注意を参照してください。
(8) Red Hat 7.1 に関する注意を参照してください。 |
| Mandrake | 6.0 | 6.0
6.1
7.0 | 6.0
6.1
7.0 | 6.0
6.1
7.0 | 6.0
6.1
7.0 | (1) Mandrake 6.1 は4KBブロックを使っており、Ghost 6.0-6.02 はこれを正常に処理できません。この表の下の注意を参照してください。
(4) Ghost 6.03 を使って Mandrake 7.0 上でクローンを作成した後に LILO をパッチすると、/etc/lilo.conf内のデフォルトターゲットが先頭のターゲットでない場合は異常終了します。この表の下の注意を参照してください。
(7) この表の下の Supermount に関する注意を参照してください。 |
| Caldera OpenLinux | 1.1
2.2
2.3 | 1.1
2.2
2.3 | 1.1
2.2
2.3 | 1.1
2.2
2.3 | 1.1
2.2
2.3 |  |
| Slackware | 注意参照 | 7.0 | 7.0 | 7.0 | 7.0 | (5) この表の下の Slackware に関する注意を参照してください。 |
| Corel Linux | 注意参照 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | (6) この表の下の Corel Linux に関する注意を参照してください。
(7) この表の下の Supermount に関する注意を参照してください。 |
特定のバージョンの Ghost および Linux に関する詳細
(1) Red Hat 6.1 およびMandrake 6.1 は、デフォルトでは4KBのブロックサイズを使います。場合によっては、Ghost 6.0 - 6.02 はそのようなブロックサイズでも正常に動作しますが、これは Ghost 6.0 - 6.02 のサポート対象の設定ではありません。Ghost 6.03、6.04、6.5、7.0および7.5は4KBのブロックサイズを適切に処理しますが、これは Ghost 6.03、6.04、6.5、7.0 および 7.5 のサポート対象の設定です。
(4) Ghost 6.0 - 6.02 では、Mandrake 7.0 で、キー入力などに反応しなくなってしまうことがある問題は、Ghost.exe を-IDスイッチ付きで使うことで解消できる場合があります。6.03では、この問題は解消されました。ただし、Ghost 6.03 を使ってクローンを作成した後に LILO をパッチすると、/etc/lilo.conf内のデフォルトターゲットが先頭のターゲットでない場合に異常終了します。このターゲット問題を回避するには、/etc/lilo.confのターゲットの順序を変更してデフォルトターゲットをリストの先頭に記述し、次に/sbin/liloを実行して/boot/mapファイルを書き換えます。
(5) Slackware 7.0 が4KBブロックサイズを使わないという条件であれば、Ghost 6.0 - 6.04 は Slackware 7.0 を操作できます。ただし、Ghost 6.0 - 6.04 は、この時点では Slackware 7.0 をサポートしません。
(6) Ghost 6.03、6.04、6.5、7.0および7.5は、Corel Linux 1.0 と互換性があります。Ghost のこれらのバージョンでは、Corel Linux が LILO に対して使う"compact"オプションを処理できます。Ghost 6.0 - 6.02 では Corel Linux がLILOに対して使う"compact"オプションを処理できないので、クローン作成後は、フロッピーディスクからクローンを起動する必要があります。
(7) Ghost 6.04 以前のバージョンは、Supermount を使ってフロッピーディスクまたは CD にアクセスする Linux のバージョンを操作できません。コンピュータの起動中に Ghost は応答しなくなり、メモリにロードできません。Supermount を使う可能性がある典型的な Linux のバージョンには、Mandrake 7.0 および Caldera 2.3 があります。この問題は Ghost 6.5 で修正されました。
(8) テストでは、Ghost 6.51に対する Linux の修正版(Symantec Ghost 7.0以降に含まれる)により、Ghost とRed Hat 7.1 の間の問題がいくつか修正されたようです。
デュアルブート
Ghost では、スタンドアロン設定でのみ、Windowsオペレーティングシステムおよびサポート対象の Linux のバージョンのデュアルブートをサポートします。Ghostマルチキャストサーバー、GhostCastサーバー、またはGhostコンソールを使ってクライアントコンピュータを操作するときは、クライアントコンピュータでのデュアルブートはサポートされません。
関連情報については、次の文書(英文)を参照してください。
Cannot start Linux or Windows NT on a dual-boot computer after cloning
Cannot start Linux with LILO boot loader after restoring an image of a disk or partition
SuSE
SuSE は、ヨーロッパで使われている Linux の人気バージョンです。Ghost 6.03、6.04、6.5、7.0 および 7.5 は、SuSE 上ではテストしていません。現時点では、これらのバージョンに SuSE との互換性があるかどうかはわかっていません。シマンテック社は、多くのお客様にとってこれが重要な問題であることを認識しています。現時点では、Ghost に SuSE との互換性があるかどうか、あるいは Ghost に SuSE との互換性を持たせることができるかどうか、判断できる情報がありません。
Caldera Linux eDesktop 2.4
Linux のこのバージョンには、Grand Unified Boot Loader (GRUB)と呼ばれる新しいブートローダーが使われています。このブートローダーは、8GB以上のサイズのドライブを操作できます。非公式なテストによると、Ghost はこれらのドライブのイメージを作成および復元できますが、復元されたシステムは起動できません。復元されたシステムを修復するには、Linux のインストール中に作成したディスクを使ってシステムをブートして、GRUB の再インストールの手順を実行します。
GRUB
Ghost 7.5 以前のバージョンでは GRUB をパッチできないので、GRUB を使う Linux コンピュータのクローン作成はサポートされません。GRUB を使うシステムが復元されても、起動できません。復元されたコンピュータを修復するには、Linux のインストール中に作成したディスクを使ってコンピュータを起動して、GRUB の再インストールの手順を実行します。
関連情報については、Cannot start Linux with GRUB boot loader after restoring an image of a disk or partitionの文書(英文)を参照してください。
ReiserFS
ReiserFS は、新しいタイプの Linux ファイルシステムです。Ghost 7.5 以前のバージョンでは、ReiserFS はサポートされません。
Symantec Ghost 7.0
Ghost 7.0 には、それより古いバージョンには含まれていなかった Linux との互換性に関する修正がいくつか含まれています。Ghost 6.5 を使って Linux のディスクまたはパーティションのクローンを作成するときに問題が発生した場合は、Ghost 7.0 にアップグレードすると問題が解消する可能性があります。
Ghost 7.0 では、場合によって発生する次の問題が修正されました。
Error: "29011 TmpBuff too small" while writing an image to a disk or partition(英文)
Error: "Could not load NTSNX driver...The CMDS service is not started..." while starting the computer(英文)
Cannot boot into Linux with LILO boot loader after restoring an image of a disk or partition(英文)
Norton Ghost 2003/2002/2001
Norton Ghost 2002 バージョン 7.0 および Norton Ghost 2001 バージョン 6.5 では、Linux EXT2ファイルシステムがサポートされています。
Norton Ghost 2003 バージョン 8.0 では、Linux EXT2ファイルシステム、EXT3ファイルシステムがサポートされています。
Norton Ghost 5.1d以前
Ghost 6.0 より古いバージョンでは、Linux はサポートされていません。ドライブ全体からセクタ単位で直接クローンを作成することしかできません。
Ghost 5.1d 以前では、FAT16、FAT32、および NTFS のパーティションでのみ、パーティションサイズを正しく変更できます。ドライブがほかの形式でパーティション分割されているときは、Ghost はセクタ単位でコピーを実行することしかできません。セクタ単位でコピーをする場合、ハードディスクドライブのジオメトリが変化することは許可されません。したがって、Ghost を使えるのはクローン作成またはバックアップを目的として同一ドライブ間でクローンを作成する場合だけです。ただし、Ghost は現在 Linux のパーティションの移行に使うことはできません。
文書番号(ID): 20021108143722941
最終更新日: 08/24/2004
作成日: 11/07/2002
OS: Linux
製品: Norton Ghost 2001, Norton Ghost 2002, Norton Ghost 2003, Norton Ghost 6.0, Symantec Ghost 6.5, Symantec Ghost 7.5