状況2台以上のコンピュータがピアツーピアで接続されている。ネットワーク内の1台のコンピュータのイメージを作成し、別のコンピュータにイメージファイルとして保存したい。または、1台のコンピュータのディスクまたはパーティションのイメージを、別のコンピュータのディスクまたはパーティションにコピーしたい。
解決策/詳細
Ghostではコンピュータのイメージを別のコンピュータに保存もしくは復元・コピーする方法をいくつか用意しています。ただし、Ghostのバージョンによっては一部使用できない機能もあります。
個人向けGhostの旧バージョン、たとえばNorton Ghost 2000などでは、ネットワーク経由で別のコンピュータにイメージを復元することはできません。旧バージョンの一部では、TCP/IPまたはIPXを使った接続をサポートしていません。ネットワーク上のコンピュータにGhostがインストールされていても、旧バージョンの一部ではネットワーク越しに別のコンピュータを認識することができません。(ネットワークドライブを認識しません。)Norton Ghost 2001および2002/2003ではピアツーピアでTCP/IP接続された環境の場合、Ghostpe.exeまたはGhost.exeのTCP/IPオプションを使用することによってネットワーク越しにイメージを復元することができます。また、企業・法人向けのGhostではあらゆるネットワークを想定したオプションが用意されています。
このドキュメントでは1台のコンピュータのイメージを別のコンピュータに保存もしくは復元できる方法を説明します。ただし、企業・法人向けのGhostでのみ提供されているGhostマルチキャストサーバ、GhostキャストサーバおよびGhostエンタープライズコンソールについては記載されていません。個人向けおよび企業・法人向けのGhostの製品リストについては文書(英文)「How to determine your version of Ghost」を参照してください。
TCP/IPもしくはIPXを使用せずに、1台のコンピュータのイメージを別のコンピュータに保存もしくは復元する方法として、3通りの方法が用意されています。
方法 1 - LPT接続
2台のコンピュータを接続する方法として、それぞれのLTPポートをケーブルで直接接続する方法があります。GhostはLTPポートで接続された2台のコンピュータ間で情報を送受信することができます。一方のコンピュータのイメージファイルを作成し、そのファイルをもう一方のコンピュータに保存することができます。また、一方のコンピュータのディスクまたはパーティションの内容をもう一方のコンピュータのディスクまたはパーティションに直接コピーすることもできます。文書(英文)
「Using Ghost over an LPT connection」を参照してください。
この機能はGhostのすべてのバージョンでサポートされています。
方法 2 - USB接続
2台のコンピュータを接続する方法としてUSBケーブルで直接接続する方法があります。GhostはUSBで接続された2台のコンピュータ間で情報を送受信することができます。一方のコンピュータのイメージファイルを作成し、そのファイルをもう一方のコンピュータに保存することができます。また、一方のコンピュータのディスクまたはパーティションの内容をもう一方のコンピュータのディスクまたはパーティションに直接コピーすることもできます。
この機能はNorton Ghost 2001以降のバージョンおよびSymantec Ghost 6.5 Enterprise Edition以降のバージョンでサポートされています。この機能はNorton Ghost 2000と、Norton SystemWorks 2001および2000 Professional Editionsに含まれているGhostでは使用することができません。
方法 3 - TCP/IP ピアツーピア接続
2台のコンピュータを接続する方法として、それぞれのネットワークインターフェイスカード(NIC)上のポートをイーサネットツイストペアケーブル(クロスケーブル)で直接接続する方法があります。この方法はNorton Ghost 2001以降のバージョンおよびSymantec Ghost 6.5 Enterprise Edition以降のバージョンでサポートされており、GhostはピアツーピアでTCP/IP接続されたコンピュータ間で情報を送受信することができます。この機能はNorton Ghost 2000および2000 Professional Editionsに同梱されているGhostでは使用することができません。詳細については文書
「TCP/IPピアツーピア接続でのイメージファイルの保存やクローン方法」を参照してください。
2台のコンピュータをケーブルで直接接続する際に、ルータやスイッチデバイスを経由すると、Ghostで情報のやりとりができないことがあります。ルータやスイッチデバイスは通過する情報をフィルタリングすることがあるため、コンピュータがもう一方のコンピュータをDOS上で認識できないことがあります。(個人向け Ghost では操作はWindows上ではなくDOS上行います。)ただし、ハブを使用する場合にはGhostで情報を送受信することができます。ハブは通過する情報をそのまますべて通すため、コンピュータ間の情報はそのまま送受信されます。ハブを使用する場合には、イーサネットツイストペアケーブルの代わりに一般的なネットワークケーブルを使用することもできます。
方法 4 - マップされたネットワークドライブ
2台のコンピュータを接続する方法として、それぞれのネットワークインターフェイスカード(NIC)上のポートをイーサネットツイストペアケーブル(クロスケーブル)で接続することができます。企業・法人向けGhostではnetwork operating systemを使用してポート間で情報を送受信することができます。企業・法人向けGhostではこの機能を使用することはできますが、個人向けGhostではサポートされておりません(Norton Ghost 2003を除く)。
マップされたネットワークドライブをNorton Ghost 2003と使用するためには、バックアップなどのクローン方法を選択し、アドバンスセッティングにてマップネットワークドライブの設定を行ってください。
Ghost.exeの設定にてマップネットワークドライブを使用するには、NovellクライアントやMicrosoftクライアントなどのネットワーククライアントを読み込む起動可能フロッピーディスクでコンピュータを起動する必要があります。また、この起動可能フロッピーディスクには、Autoexec.batに追加する、ドライブをマップするためのファイルを入れておく必要があります。Microsoftクライアント用の起動可能フロッピーディスクを作成するには、Ghost Boot WizardのオプションDrive Mapping Boot Diskを選択してください。手動で起動可能フロッピーディスクを作成するには文書(英文)
「How to create a Microsoft Client boot disk」または 「
How to create a Novell NetWare Client boot disk」を参照してください。
方法 5 - NetBIOS接続
2台のコンピュータを接続する方法として、それぞれのネットワークインターフェイスカード(NIC)上のポートをイーサネットツイストペアケーブル(クロスケーブル)で接続することができます。各コンピュータにNetBIOSをロードすれば、Ghostはこのポートで接続されたコンピュータ間で情報を送受信することができます。
注意: この機能はNorton Ghost 2001以降のバージョンおよびSymantec Ghost 6.5 Enterprise Edition以降のバージョンで使用することはできません。
- Symantec Ghost 6.5, 7.0および7.5では、NetBIOSの代わりにGhostマルチキャストサーバ、Ghostキャストサーバ、GhostエンタープライズコンソールもしくはピアツーピアTCP/IP接続を使用できます。これらの機能を使用するには、Ghostブートウィザードで「ネットワークブートディスク」を作成してください。
- Norton Ghost 2001および2002、2003ではピアツーピアTCP/IP接続を使用します。この機能を使用するには、Ghostブートウィザードで「ピアツーピアネットワークブートディスク」を作成してください。
2台のコンピュータをケーブルで直接接続する際に、ルータやスイッチデバイスを経由すると、Ghostで情報のやりとりができないことがあります。ルータやスイッチデバイスは通過する情報をフィルタリングすることがあるため、コンピュータがもう一方のコンピュータをDOS上で認識できないことがあります。(個人向けGhostでは操作はWindows上ではなくDOS上になります。)ただし、ハブを使用する場合には通常Ghostで情報を送受信することができます。ハブは通過する情報をそのまますべて通すため、コンピュータ間の情報はそのまま送受信されます。ハブを使用する場合には、イーサネットツイストペアケーブルの代わりに一般的なネットワークケーブルを使用することもできます。
NetBIOS接続された一方のコンピュータのイメージファイルを作成し、そのファイルをもう一方のコンピュータに保存することができます。また、一方のコンピュータのディスクまたはパーティションの内容をもう一方のコンピュータのディスクまたはパーティションに直接コピーすることもできます。詳細については文書(英文)
「How to Create a NetBIOS Client Boot Disk」を参照してください。
追加情報
コンピュータのイメージファイルを別のコンピュータのCDドライブやデバイスに保存することについて
一方のコンピュータのイメージファイルを別のコンピュータに接続されたCD-R、CD-RW、DVDなどデバイスに直接書き込むことはGhostではサポートされていません。ただし、コンピュータのイメージファイルをそのコンピュータ自体(ローカル)に接続されたCD-RやCD-RWドライブに直接書き込むことはできます。関連情報については以下の文書を参照してください。
NTFSのパーティションにイメージを保存することについて
DOS上で実行するGhostファイル、Ghost.exe、Ghostpe.exeおよびGhostwks.exeではイメージファイルをローカルのNTFSのパーティションに保存することができません。企業・法人向けGhostではNTFSのパーティションにイメージを保存することができますが、この場合もローカルではなくリモートのコンピュータのNTFSパーティションのみ可能です。Norton Ghost 2003のGhost.exeはイメージファイルをローカルのNTFSのパーティションに直接保存することが出来ます。
DOSでピアツーピア接続されたネットワークでは、リモートのパーティションもローカルに存在するパーティションとして認識されます。Ghostはリモートのパーティションをローカルのパーティションとして認識するため、ピアツーピア接続されたコンピュータのNTFSパーティションにイメージファイルを保存することができません。ピアツーピアでTCP/IP接続する方法としては、LTP接続、USB接続およびNetBIOS接続およびピアツーピアTCP/IP接続があります。Ghostではマスター・スレーブの両方のコンピュータのドライブをローカルのドライブとして認識するため、どちらのコンピュータのNTFSパーティションにアクセスすることができません。つまり、Ghostはイメージファイルをピアツーピア接続されたネットワーク上のNTFSパーティションに保存することも、NTFSパーティションからピアツーピア接続されたネットワーク経由でイメージを復元することができません。
注意: Symantec Ghost 6.5 Enterprise Edition、Symantec Ghost 7.0、Symantec Ghost 7.5、Norton Ghost 2001およびNorton Ghost 2002, Norton Ghost 2003ではNetBIOS接続でイメージファイルを保存もしくはクローニングすることはできません。
個人向けGhostではローカルでない(リモートの)コンピュータのNTFSパーティションにイメージファイルを保存することができません(
Norton Ghost 2003とマップネットワークドライブを使用している場合を除く)。企業・法人向けGhostではリモートコンピュータのNTFSパーティションにイメージファイルを保存することはできます。その場合には、Ghost コンソール、Ghost マルチキャストサーバもしくはGhostキャストサーバを使用して、ピアツーピアではないTCP/IP接続で実行することができます。
詳細については文書(英文)
「Storing Ghost image files directly to NTFS partitions」を参照してください。
Windows NTのコンピュータのクローニングについて
OSがWindows NTの環境では、接続されたデバイスがレジストリ内のデバイスの情報と一致しない場合にコンピュータが起動しないことがあります。Windows NTのクローニングを行なう際には、イメージファイルを作成するコンピュータとファイルの復元先のコンピュータが全く同じ環境もしくは非常に近い環境である必要があります。そのため、イメージファイルを作成する前後および復元する前後に、デバイスやソフトウエアの設定変更が必要な場合があります。詳細については文書「
Windows NT/2000 ワークステーションのクローン作成方法」および
「Windows NT/2000 およびWindows XP環境のクローン方法に関して」を参照してください。"
Ghostの各バージョンでサポートする接続方法
下記の情報は2台のコンピュータ間での接続についてであり、コンピュータとデバイス間での接続についてではありません。
接続方式: クライアントーサーバ
 | Multicasting
(over TCP/IP) with Multicast Server または GhostCast Server | Multicasting
(over TCP/IP) with Ghost Console | Multicasting
(over TCP/IP) with Multicast Server または network bootからのGhostCast Server, |
| Symantec Ghost 7.5 | 可 | 可 | 可 |
| Symantec Ghost 7.0 | 可 | 可 | 可 |
| Symantec Ghost 6.5 Enterprise Edition | 可 | 可 | 可 |
Norton Ghost 6.0
Enterprise Edition | 可 | 可 | 可 |
Norton Ghost 6.0
Standard Edition | 可 | 不可 | 可 |
| Norton Ghost 2003 | 不可 | 不可 | 不可 |
| Norton Ghost 2002 | 不可 | 不可 | 不可 |
| Norton Ghost 2001 | 不可 | 不可 | 不可 |
| Norton Ghost 2000 | 不可 | 不可 | 不可 |
| Norton Ghost in Norton SystemWorks 2001 Professional Editions | 不可 | 不可 | 不可 |
| Norton Ghost in Norton SystemWorks 2000 Professional Editions | 不可
| 不可 | 不可 |
接続方式: ピアーツーピア

| 
LPT | 
USB
1.1 | 
*USB
2 | 
Net
BIOS | 
TCP/IP Peer-to-Peer | 
Mapped
drive |

Symantec Ghost 7.5 | 
可 | 
可 | 
不可 | 
不可 | 
可 | 
可 |

Symantec Ghost 7.0 | 
可 | 
可 | 
不可 | 
不可 | 
可 | 
可 |

Symantec Ghost 6.5 Enterprise Edition | 
可 | 
可
(Version 6.51) | 
不可 | 
不可 | 
可 | 
可 |

Norton Ghost 6.0
Enterprise Edition | 
可 | 
不可 | 
不可 | 
可 | 
不可 | 
可 |

Norton Ghost 6.0
Standard Edition | 
可 | 
不可 | 
不可 | 
可 | 
不可 | 
可 |

Norton Ghost 2003 | 
可 | 
可 | 
不可 | 
不可 | 
可 | 
可 |

Norton Ghost 2002 | 
可 | 
可 | 
不可 | 
不可 | 
可 | 
不可 |

Norton Ghost 2001 | 
可 | 
可 | 
不可 | 
不可 | 
可 | 
不可 |

Norton Ghost 2000 | 
可 | 
不可 | 
不可 | 
可 | 
不可 | 
不可 |

Norton Ghost in Norton SystemWorks 2001 Professional Editions | 
可 | 
可 | 
不可 | 
不可 | 
可 | 
不可 |

Norton Ghost in Norton SystemWorks 2000 Professional Editions | 
可 | 
不可 | 
不可 | 
可 | 
不可 | 
不可 |
*NortonGhost2003はコンピュータをデバイスに接続をするUSB2をサポートしますが2台のコンピュータ間の接続はサポートしません。